ピンズのバッジについて
ピンズというのは裏に針が付いていて、その針を装着場所に刺して針先を留め具で受けて付ける形式のバッジのことです。日本ではピンバッジという呼ばれ方をされていますが、他の国ではその呼び方はされず、国際的にはピンズと呼ぶのが標準です。
100年以上も昔のヨーロッパで生まれたものですが、1980年の冬季オリンピックで人気に火が付き、そこからイベントの記念品として、公告としてさまざまなピンズが作られ始め、コレクターたちの間でブームとなり現在に至っています。
オリンピックなどの公式イベントだけでなく、チャリティー活動やキャンペーンのグッズとして、観光土産として、粗品として、キャラクターグッズとしてなどその用途は幅広く、さまざまな場所で見ることができます。小さくてかさばらず、安価に手に入り、その一つ一つを見れば何のために作られたものなのか、そのメッセージ性がすぐに分かります。そのため性別や年齢だけでなく、国籍を問わず幅広い方に人気があるのです。
ピンバッジはバッジとしてブレザーやジャケットの襟などワンポイントのアクセサリーとして付けるのもよいでしょう。安全ピンなどと違い、細い針1本分の穴しか空かないため、ジャケットなどに付ける場合にはすでに空いている襟元の穴に差し込めばよいだけですし、女性用の衣服に付ける場合も、はずした後の穴はほとんど目立ちません。
つける場所は衣類だけではありません。帽子やカバンなどにワンポイントで1つだけつけてもよいですし、いくつものピンバッジで埋め尽くされているのもおしゃれです。自分の持ち物にアクセントとして目印としてつけるのです。
同じイベントで活動する場合に、伝えたいメッセージをデザインに託して、みんなで付けるというのもよいでしょう。ある限られたイベントのみで作られるものは、それだけでプレミアの対象となりますし、それを毎年そろえるたいと考える人も増えるでしょう。
中には数万円の価値のものもありますが、大抵はお小遣いで手に届く範囲で手に入るものです。集めたものは持ち物につけてもよいですし、オシャレなデザインのものは額に入れて飾っておいてもよいでしょう。
制作を請け負っている会社もありますし、自分で作ることもできます。何かイベントをするときに、何らかの団体を結成したときに自分たちの活動趣旨や伝えたいメッセージを記したオリジナルのものを作成するのもよいでしょう。みんなでそれをつけた時、更なる一体感が生まれるでしょう。