宮坂徽章 トップページ >
コラム >
いろいろある!バッジの種類
いろいろある!バッジの種類
社員章
自分の身分を証明する方法として、様々な形で利用されているのがバッジです。その種類は色々ありますが、企業が社員に渡すものを社員章と呼んでいます。社員章には社のシンボルマークをあしらったものや、社員章専用のオリジナルデザインのものなど、企業ごとに様々な種類が作られています。社員章を身につけることで、社員同士の結束が深まったり、社の宣伝になったりと、幅広く役立ってくれるので、多くの企業がオリジナルの社員章を製作しています。
社員章は会社の宣伝に意外なほど効果を発揮します。社員が営業などに出向く際、社員章を身につけておくことで、一目で働いている会社が把握できますし、代わり映えのしないスーツだけの姿よりも、他にはないデザインの社員章を身につけることで、より強く印象に残すことが出来るようになります。そのため社員章のデザインは個性的なものが多く、社員章を採用している社のシンボルマークも、遠くから見ても判別でき、印象強いものになるように気を配っています。また素材の違いでも見た目の印象が大きく変わるので、バッジの製造を行う業者では、様々な加工法を選択できるよう配慮しており、より強い個性を演出できるようにしています。
社員章をつけることは、社員であるという自覚を持たせる上でも役立ちます。一目で印象強く残る社員章を身につけさせることで、自分の行動をより省みるようになり、失礼な態度をとらせないようにする効果が期待でき、同じ社員章を身につけることで、ユニフォームを身につけているような連帯感を持たせることも出来ます。社員同士の連帯感を持たせることは、社員が多くなればなるほど困難になってくるので、社員章のように共通した装飾品があると、それがきっかけとなって大勢でも連帯感を生みやすくなります。
校章について
普段の生活で身につけることはまず無いバッジですが、大勢の人が所属する組織などでは、自分たちが所属しているという連帯感を持たせるために、専用のバッジを用意しているところが少なくありません。学校でも独自の校章を用意しているところが多く、学校のシンボルマークをあしらった校章を制服に身につけさせています。普段の生活では意識してみることは少ないですが、学校ごとに校章のデザインや加工法は異なり、比較してみると学校ごとに色々な個性を出そうとしていることが分かります。
校章は学校の特色を見せるために、他の学校には無い独自のデザインを考案したうえで作成します。デザインの方向性は学校ごとに異なりますが、よく見られるのは学校にまつわる植物や、周辺の気候風土を取り込んだデザインが多く、同じ校章でも学校ごとにまったく違うデザインが生み出されます。私立学校の校章には、創立者の家紋を取り入れたり、デザインを募集してオリジナリティーの強いものを採用するなど、従来の校章には無い強い個性を持つものも存在します。学生時代には意識して見なかった校章も、学校の歴史などを照らし合わせてみると、よく練られたデザインであることが分かるので、ぜひ一度自分が通った学校の校章をチェックしてみてください。
バッジのデザインは見る人の印象を強く持たせるために、他にはない個性を出せるようデザインされていますが、加工法によってはその印象も薄くなってしまうので、専門業者ではより目をひく加工を施しています。例えばめっき加工を施す場合も、いぶし加工を加えてより深みを帯びたデザインに見えるようにしたり、複数のカラーリングを施すことが出来る七宝仕上げで、小さい校章でもデザインの詳細を把握できるようにしたりと、様々な方法で校章のイメージを強く印象付けています。
会員章とは?
仕事や趣味の一環として何かの会員になることはまれにありますが、他の会との会議などに出席すると、誰がどの会の会員なのか把握できないことが多く、普段あまり会わない会員がいると、誰がどの会員なのか把握しにくくなります。そのため多くの会が独自の会員章を用意しており、一目見てどの会員なのかを把握できるようにしています。会員同士の連帯感を持たせるためにも役立っているので、わざわざデザインを考えて、より強く個性を演出できるようにしているところも見られます。
会員章は一目見てどんな団体か分かるよう、独自のデザインを採用しています。どんな団体なのか分かりやすくなるよう、シンボルマークを考えたところもあれば、名称をそのままデザインとして採用したところなど、自由な発想で色々な会員章が作られています。会の内容によっては、似通った活動内容の別団体があることも多く、デザインが似たようなものになりやすいので、新しく会を立ち上げるときなどは、他の団体との差別化を図るために、より強い印象を持たせられるデザインを考えるなど、何かと気を使うことも多いようです。
会員章として作られるバッジは、きちんとした造りの金属製が用いられることが多いです。会員であることが分かるなら、極論を言えば紙製でも問題ないですが、やはり会員であるということに誇りを持てるような、高級感を感じさせるものを用意したほうが、会全体の士気も高まりやすくなります。バッジの製造業者では、そうした会員章の製造にも積極的に取り組んでおり、複数の加工法を選べるように配慮しています。