宮坂徽章 トップページ >
コラム >
さりげなく光る小さなバッジ!対外戦略としての大きな意味
さりげなく光る小さなバッジ!対外戦略としての大きな意味
小さなバッジが持つ意味と存在感
スーツの襟もとに光る社章。会社・企業としてのシンボルマークであり、バッジと呼ばれることもあります。
もともとは、日本の初期の軍隊で用いられたのがスタートといわれています。明治時代の初期ごろから見られますが、学校の生徒が使っている校章も、期限は同じものといわれています。こうした期限を持っていますが、現代の社章や校章を見てみると、社員や生徒であるというIDの役割を果たしているともいえるでしょう。
体外的に、志や理念を表すということでも大きな役割を果たしています。そのため、宣伝活動の一環ということでも大きな役割を持っているといえます。そこで、認知度を上げるという意味でも、採用することが増えてきており、ベンチャー企業やIT企業でも積極的に利用され始めています。逆に銀行などは、堅苦しさを助長することになるため、控えるところが増えました。ほんの小さなものではありますが、イメージ戦略としても、重要な役割を果たしてきているということがわかるでしょう。
バッジということを正確に考えてみると、服や帽子、かばんなどにつけるものという意味があります。徽章として見てみた場合、所属や職位、階級を表すことが中心です。そのほかにも、資格や経歴、功績を図案化しデザインしたものもあります。胸にいろいろなバッジをつけていたりするのは、実は功績や経歴があることを示していることがあります。
そのため、バッジもかなりの種類があり、金属をプレス加工しただけのものから、メッキ加工や色を流し込んで差別化したりもします。社章でも、丹銅や真鍮、銀や18金、24金、プラチナのものまであるのです。本七宝やラッカー、メラミン、樹脂を使って色を表現することもあり、それぞれのイメージをはっきりとさせる工夫がなされています。社章として、会社のロゴマークを使うこともありますが、専用のデザインを作り、それぞれのイメージをはっきりとさせることもあるのです。さまざまなデザインを見かけるのも、こうしたイメージ戦略があるといえるでしょう。
他にも、プレス加工ではなく、鋳物であるダイキャストで作成することもあります。プレス加工とは違い、見た目にもかなり重厚感のあるバッジができ上がるのです。缶バッジといったブリキに印刷した物もバッジの一種ですが、わざとチープにしたりするところに違いがあるといえます。社章や校章に用いられることはありませんが、逆におしゃれなものとして認知されている部分もあるのです。
組織を背負うという意識を作り出す
バッジということの意味は重く、その組織を背負って立つという意味があるでしょう。企業や学校の看板をつけて歩くという意識を持つからです。そのバッジを外すということには、現状の仕事・身分を外れるといった意味まであります。
ドラマなどで何かミスをしてしまったときに、バッジを外すシーンがあったりしますが、これはそれだけ重い意味があるからです。退職したり卒業したりした時に、大事に保管したりするのも、意味の重いものであるということがあるでしょう。功績をたたえ、記念として贈るということも、バッジの大きな意味の一つです。専用のものを作ったりすることもあります。
つまり、単に宣伝用として使われたりするだけではなく、バッジにはその人の歴史を表すという意味もあるのです。本当に小さなアイテムではありますが、そこに込められた意味は大変重いものになるといえるでしょう。
対外的な信頼度や安心感を作り出すために
バッジの利用方法としては、同じデザインでも階級章として色を変えたりする方法があります。デパートなどで見かけることがありますが、同じデザインであるのにもかかわらず、素材やカラーが変わるだけで、印象が全く異なるものになることがあるでしょう。こうした利用方法は、階級章としての意味があります。つける側のモチベーションの問題もありますが、対外的にもはっきりとした違いを表すことができるようになるのです。
デパートなどでも、専門員のあかしとして付けられていることもあり、この人であれば安心というイメージを植え付けることもできるようになります。
表彰メダルとして使う方法の場合、さまざまな賞を作って対象者に進呈すれば、モチベーションアップにつなげることもできるでしょう。遊び感覚の部分もありますが、こちらも対外的なイメージ戦略にすることもできます。内容がわかるように工夫をすることで、効果を倍増させることができるようになります。
校章と同様に、団体章として使うこともできるでしょう。特定の団体を表すために作れば、結束感も高まります。サークルや趣味の集まりでも、シンボルとして使うことで、とてもわかりやすくすることができるのです。
バッジと一口に言っても、実は大きな役割を果たします。ほんの小さなものですが、信頼度をアップし安心感を作り出すことができるのですから、活用して行くべきものといえるでしょう。