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バッジのデザインをするときに頭に入れておきたいこととは?
バッジのデザインをするときに頭に入れておきたいこととは?
頭に入れておきたいバッジの基本的なこと
バッジをオリジナルでデザインをして制作をする。このような場面は、一般的な人であれば、早々、体験できるものではありません。やはり学校関係者だったり、一定の規模の企業をしている人だったり、財団法人を作った人だったりと、特殊な環境にいないと体験できるものではないからです。ただ、昨今は、記念にちょっとしたバッジを作ろうという少数規模でも、オリジナルデザインのものを製作依頼するケースが増えてきています。ということで、まずは「頭に入れておきたい基本的なこと」について触れていきたいと思います。
そもそも、ここでいうバッジとは、胸辺りに付ける社章だったり、校章だったりするものです。つまり、その団体の顔となるものです。有名なところでいえば、弁護士資格を持った人が付ける弁護士記章、通称弁護士バッジがあります。中心部は秤の絵となっており、その周りをひまわりの花が囲むもので、テレビなどで一度は目にしたことがあるかと思います。このように、知名度が高くなればなるほど、目につきやすく、見た人も「理解しやすい」という大きなメリットを持っています。バッジとは、ある意味でその人の顔になるもので、非常に小さなものです。オリジナルで作るときは、このことを念頭に置いて決めていくと良いかと思います。
心構えは「妥協しない」ということ
バッジはその人の企業や職業を象徴するものです。バッジを作る際に大切なのは「妥協しない」ということです。絶対に妥協をせずに、納得のいくものを作ることが重要です。職業を象徴するバッジの場合は既に決まった形のものもありますが、企業の社章などを新たに作成する場合は何処かで妥協をしてしまえば、公開に繋がります。個人事業主であっても大企業であっても立ち上げた企業に思い入れがあるはずですので、妥協せず細部までこだわり抜きましょう。
社章や校章というものは、その人の顔になる部分でもあります。気に入らないもの、愛着が湧かないものを身に付けることに嫌気が差すこともあるでしょう。それを小さなことと感じる人もいれば、大きく感じてしまう人もいるはずです。社員のモチベーションを上げるという点でも効果を発揮することがあるアイテムであるということは理解しておきたいものです。
この手のデザインというのは、一度もデザインをしたことがない、という方には非常に難しく、また色々な人の意見があり、収拾がつかなくなってしまうことが多々あります。したがって、どこかで、どうしても妥協をしてしまうことも、よくある話です。どうしても難しい場合は妥協できるギリギリのラインを探りましょう。
自分自身でデザインをする場合、中にはデザイン案の相談に乗ってくれるような制作業者もありますので、不安のある方は相談してみると良いでしょう。仕上げの方法にも様々な手法があるため、サンプル等を確認して満足のいくバッジになるようしっかりと選ぶことが大切です。
バッジのデザインに困ったら業者に相談するのが吉
何かをしようとした際に耳にするのが、「あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立たせばあちらは立たず」という状況です。一言で言えば、にっちもさっちもいかない状況になってしまった場合にこのように言います。では、そのようなときはどうすればよいのでしょうか。
こうした場合はやはり単純にプロの意見を求めるのがよいと言えます。大体のケースが、最初からプロのデザイナーに依頼をしてたたき台を作ってもらい、その中から吟味し、そして微調整をして決めていくことになります。したがって、このように最初からプロに依頼をしている場合は問題ありません。
ただ、冒頭でお話したように、昨今は個人レベルで記念に制作をする人も多くなってきています。となると、なかなかデザインが決まらないという場合も多くあります。さらに、個人レベルや小規模な企業レベルで依頼をする場合、大口の取引ではないため大丈夫かと不安に思う方もいるかもしれませんが、細かく対応してくれるところもあるため安心してください。
しかし、どのような人でも、しっかりと対応してくれるのが、業者というものです。逆に言えば、このような個人レベルのお客さんを蔑ろにするような業者であったば、こちらから願い下げという意識で臨めばよいかと思います。ただ、どうしてもデザインの相談をすることに抵抗がある人は、別の「プロ」に依頼をするとよいでしょう。つまり、バッジ制作業者に依頼をするのではなく、デザインだけはデザイナーに依頼をして、その結果を業者に伝えて、作ってもらうという方法をとるとよいでしょう。言うまでもありませんが、当然、デザイナーは、色々なものをデザインすることが仕事になるため、全く遠慮をする必要がないわけです。気楽に相談をしていくということも「良いものを作る」という絶対条件になると思うため、ぜひ活用をしてみてください。