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会員章を作る際に見本があればイメージしやすいという話
会員章を作る際に見本があればイメージしやすいという話
会員章はオリジナルがおすすめ
法人や学校、あるいは趣味サークルでも、会員の証としてバッジを作るところが増えています。けして大臣や重役あるいは裏社会の特権ではありません。有名なものでは、リボンを真ん中で交差させた形状のものがあり、カラーが変わるとまったく別の団体になってしまいますが一目で何かの啓蒙・啓発団体だとわかります。同じく警察や政治団体そして法律関連団体なども特定のシンボルを長く使っていますから、説明がなくてもすぐに所在がわかります。
このようにバッジとは、身分や活動内容の告知を第三者に示す効果があるのと同時に、お互いに所属部署を見分ける役目を、形や色あるいは材質を変える事で示す事もできるのです。一個一個の価格は激安で作る事ができますが、しっかり覚えておきたい事は、必ずオリジナルである事です。リボンの紋章のように、色を変えるだけでもオリジナルだと認識されますから、デザイン案がうまく浮かばなければピンポイントで違いを表現する事も可能ですが、場合によっては色を変えただけでは誤解を生みやすく、最悪の場合、デザインの著作権争いになりかねませんから、極力同一デザインを避ける事をおすすめします。形が特有であればなおさらの事です。最も簡単なのは、会員名をエンボス仕上げ、あるいはダムシン仕上げのようにする事です。似たような形でも、掘られている文字やフォントが違えば完全に別個の会員章として周囲からも承認されるはずです。少し華やかにしたいなら金・銀メッキにするのもおすすめです。初めてだとイメージが湧きにくいという事もあるでしょうし、素材や仕上げの違いが完成品にどのような変化をもたらすのかわかりにくいという事があるでしょうから、その場合は見本を店舗からもらえば良いのです。
電話では伝わりにくい部分を見本で
見本をもらうというのはとても大事なポイントです。というのも、店舗が近隣にあるなら、直接訪ねていってその場でいろいろ物色してくる事ができるのですが、通販を利用する場合は商品画像からのみでしかイメージの確認ができません。もちろんそれでもいいのですが、会員章作成・注文となれば会員数だけ必要ですし、会員が多い場合は経費もそれなりになるでしょう。後になってから後悔したのでは話になりません。大半ですと見本は無料で送ってくれますから、ぜひ本注文する前に見本を送ってもらってください。もちろん電話でもきちんと説明をしてくれるはずですが、職人側も説明しづらい部分では、やはり完成品見本で確認して欲しいと思う人が多いのです。
特に希望の仕上げで依頼するのであれば、一つと言わずいくつかのサンプルを送ってもらった方が無難です。ちなみに、高級感を出したいなら七宝仕上げをおすすめします。若干価格が高くなるのですが、光沢があり、がっちりと丈夫ですから、長く愛用したいなら七宝仕上げは悪くありません。七宝仕上げは通常の専門店で扱っていますが、デザインの善し悪しや素材など店舗によっても様々ありますし、同じような商品なのに経費にばらつきが出ますので、複数の店を回ったりあい見積もりをとったりすれば間違い防ぐことができるでしょう。同じメッキなのに、実はニッケル仕上げよりも金銀メッキの方が安い場合もあるのです。デザインとの兼ね合いもあるでしょうから、カラーは念入りに担当者と打ち合わせた方が安心です。カラーも、言葉だけの説明よりも見本を手に取りながらの説明の方が具体的でわかりやすいので誰もが納得するのではないでしょうか。
見積もりをもらおう
さすがに会員章であれば、ごまかしや粗悪品を売りつけられるリスクは少ないはずですが、やはり可能な限り経費の無駄を出さないためにも、総合的な経費がいくらになるのか、綿密な見積もりを確認しながら検討する方が安心です。ネット通販を利用する場合、価格表に掲載されているのは通常標準価格ですから、実際こちらの要望や雑費を合わせていくらくらいになるのかは、やはり見積もりで判断する方が良いでしょう。同じような商品であっても、店が違えばかかってくる費用も違ってくるので、複数の店舗から比較検討するためにも、見積もりはしっかりとった方がいいでしょう。見積書は、店の実態をある程度理解する上でも大変役に立つのです。明朗会計および細かいところまで数字を出しているといった、丁寧な対応をしている店ならば、まかせるにも安心です。実績のある店舗の方が信頼度も高いのはいうまでもありませんが、現在の職人の技術レベルとなると、老舗云々とは別の問題ですから、実績は参考程度にしてやはり希望の商品は商品画像と、見本および見積もりで判断した方が良い場合が多いです。
良い職人を抱えている店舗の商品は、やはり自信に見合った価格がつけられている事もあります。その場合は、素材を変えてみる、ピンズのような庶民的なものを選んでみる、できる限り低料金で制作可能な仕上げにしてみるなど、工夫をしてみると違ってきます。こうした多種多様な問題や要望なども担当者に相談してみると、プロの目線から様々な提案をしてもらえる事が多いです。電話などでの問い合わせに対応してくれる店を選ぶ事もおすすめです。