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校章などのデザイン選びに迷ったらこちらをチェック
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在籍する学校などの象徴として使用されるバッジのデザイン
社章や校章などのバッジは、自分の在籍する学校のシンボルマークとして使用されるアイテムです。それらのバッジにも、さまざまな形状の品物が存在します。校章などのバッジの形状には、大きく分けて「ラウンドタイプ」・「スクエアタイプ」・「フリータイプ」という3つのバリエーションがあります。その内、ラウンドタイプは真円もしくは楕円の形、スクエアタイプは四角形をしたもので、どちらも校章などのバッジに多く見られる形状になります。バッジをオーダーメイドで作製するにあたって一般的な形の商品を探しているのであれば、ラウンドタイプもしくはスクエアタイプのどちらかの品物を選択することをおすすめします。
その一方で、フリータイプのものには、円や四角ではない形状の全ての品物が含まれます。特に、オーダーメイドで作製する場合には、それぞれの思い描くイメージに合わせて自由度の高いバッジをつくることが可能になります。形状だけではなくカラーや凹凸などの立体的なデザイン、仕上げ加工の方法などに工夫を凝らせばさらにバラエティ豊かな品物を作製することが可能です。それらの方法を実践すれば、オリジナリティに富んだ品物をつくることができますが、オーソドックスなものを作製する場合と比較してコストなどの負担は重くなる傾向にあるので、その点は注意する必要があります。
仕上げ加工の方法の選び方によって見た目の雰囲気や質感なども異なる
校章などのバッジを購入するにあたっては、仕上げ加工の方法にも気を配ることが大事になります。バッジの仕上げに用いる加工技術が異なれば、外観的な印象や質感などにもそれなりの違いが生じて来ます。それらの中でも、「金・銀仕上げ」で校章などを作製する方法は、最もオーソドックスなもので他のさまざまな加工方法のベースとなるものと言えます。こちらは、金・銀のコーティング加工をほどこすもので、シンプルなバッジを探している方に、おすすめの加工方法です。「金・銀仕上げ」で加工されたものは、シンプルな色合いでありながらも飽きが来ず高級感に満ちている美しい外観が魅力的です。金メッキによって、金色の輝きを放つタイプのものを、「ロジウム」というものによる加工をほどこすことで、銀色のタイプのものを作製することが可能になります。
また、「イブシ銀仕上げ」は、先ほど述べたロジウム加工による銀メッキをほどこした後、イブシをかけて仕上げる加工方法です。こちらの方法で加工されたものは、独特のアンティークな風合いがあり、重厚な雰囲気をかもし出します。したがって、会社などの歩んできた長い歴史を表現するためには、おすすめの加工方法と言えます。また、イブシ銀仕上げで加工したものに、わが国の伝統工芸の手法である「七宝仕上げ」を組み合わせることで、独特の色彩を表現することも可能になります。
校章などの作製にあたって用いられる加工技術の種類
そして、「ダムシン仕上げ」は、艶を消したマットブラックの色彩を全面に加工することで、オリジナルデザインのロゴや文字などの存在感を引き立たせる加工技術です。ロゴマークなどの出っ張った部分には、金もしくは銀のメッキをほどこし、へこんだ部分はブラックの仕上がりになります。黒と金、または黒と銀のコントラストがシックな印象を与え、どのような色の衣服にも合わせやすい仕上がりです。バッジを構成する地金を活用して、浮き上がったように加工されるダムシン仕上げのものは、見る人に洗練された印象を与えてくれます。また、浮き上がった地金の部分に、金や銀のメッキをほどこすことで、高級感を持たせることも可能です。
その他に、「七宝仕上げ」や「ラッカーエポ仕上げ」、「研ぎエポ仕上げ」と呼ばれる加工方法も存在します。その中でも七宝仕上げによって加工されたものは、目にも鮮やかな色彩が印象的です。こちらはオリジナルの校章などのバッジに色を入れるための方法として主流となっています。また、ラッカーエポ仕上げのものには独特の光沢や立体感があります。金または銀のメッキ加工をほどこした後、へこんだ部分にエナメルラッカーによる色入れを行い、さらに透明エポキシ樹脂を乗せてドーム型に仕上げる方法です。ラッカーエポ仕上げは、比較的リーズナブルな費用で作製することができるほか、色を多く用いたバッジの仕上げ加工に適しています。そして、色を入れた凹面を研ぎ出すひと手間を加え、高級感のある仕上がりとなるのが研ぎエポ仕上げです。こちらは表面がフラットで色が引き立つため、ブローチのような美観に優れた仕上がり状態が魅力的です。また、この加工は細かな色指定も可能になるため、所属団体のイメージカラーを表現したい方におすすめの加工方法です。それら3種類の方法で加工されたバッジは、どれも地金の存在は感じられず、目にも鮮やかな印象を与えてくれます。