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生徒としての責任感を持たせるための校章とそのデザイン
生徒としての責任感を持たせるための校章とそのデザイン
生徒としての自覚と責任感
多くの人が集まる組織では、共通の組織に入ることを自覚させるために、同様の装飾品を身に付けさせることが多く、学校でも校章が採用されています。こうした装飾品は、学外の人にどこの生徒かを知らせるためにも役立ち、生徒に自分がどこに属しているのかを周りに知らせることで、一生徒として恥ずかしくない生活を送ってもらうための責任感を持たせる上でも役立ってくれます。校章を用意するにあたり、どのようなデザインにするかで、視認性なども大きく変わって来るので、製作を依頼する際はそのあたりにも配慮してください。
校章は誰の目にも留まるデザインを意識することが大切です。どこの生徒かをすぐに判別できれば、郊外で何かトラブルを起こした際も、すぐにどこの生徒か判断できるようになり、問題の発覚を早めることにもつながります。大抵は既に学校のシンボルマークが作られているので、そのままシンボルマークを採用することが多いですが、複雑な形状や特殊なカラーリングを必要とする場合は、製造過程で細かい部分を製作することが出来なかったり、色調を完全に再現することが出来なくなることもあるので、その場合は製造しやすい形に修正を行ったり、カラーリングは再現せず、金や銀の単色で製造するなどの工夫で対応します。
校章を製造する際は、利用する業者選びも大切です。特に複雑な加工などを求める際は、業者によっては対応しきれないこともあるので、前もってどのような加工が出来るか確認しておくようにしましょう。必要数を製造する際にかかる費用も業者によって変わるので、できる限りコストを抑えられるように、複数の業者に見積もりを依頼して、料金を比較しておくようにしましょう。最近は公式サイトでサンプルを画像で公開している業者も多いので、どのような加工が出来、仕上がりはどのようになるのかなど、出来る限り多くの情報を確認するようにしてください。
一目で分かる仕上がり
多くの学校で採用されている校章は、一目でどこの学校の生徒か判断しやすくするために付けられることが多く、生徒同士が連帯感を持つためのきっかけとして身に付けさせるだけでなく、学生服だけでは判断しにくい学校名を、外部の人が見てもより分かりやすく確認できるよう、身につけられています。そのため視認性をどれだけ高くできるかは非常に重要で、遠くから見ても判断しやすいように加工されているものも多く見られます。一目で学校名などが分かる仕上がりにするためには、どのような加工が有効なのでしょうか。
校章の視認性を高めるためには、そのもののデザインがどのようなものかが重要ですが、大抵は学校で既に使われているシンボルマークを利用することが多いです。確かにシンボルマークはシンプルながら個性的なものになるよう配慮されており、遠くからの視認性も優れているので、モチーフにするにはこの上ない材料といえますが、中には複雑にしすぎてしまい、小さい装飾品に使用する場合、形がつぶれてしまうなどの弊害が出ることもあります。その際はデザインに変更を加えて、一部を簡略化させるなど、なるべく多くの人が判断できるような形に作り直すことが多いです。
より視認性を強めたいときには、複数のカラーリングで、見た目を派手にするという方法もあります。校章のような装飾品は金や銀の単色を採用することも多いですが、それだと個性が出にくいと感じたときは、専用の塗料を使って色づけを行ったり、色ガラスを溶かして吹き付けるなど、特殊な加工によって色を塗ることが出来ます。さらに単純な色付けだけでなく、いぶし銀やタムシンといった、金や銀に加工を加えて色に変化を加える方法も広く採用されています。
複数のバリエーションにも対応
たくさんの生徒を一つの組織に属していると一目で判断するための方法として、校章を採用している学校は大変多く、学生服に取り付けを義務付けることで、他の人が見ても、どこの生徒か簡単に判断することが出来るようにしています。複数の加工法を用いることで、より視認性を高めることも出来ますが、そうした視認性を高めるための加工を利用して、複数のバリエーションを商品に加えたという学校も珍しくありません。例を挙げると、学年別にデザインやカラーリングが異なるものを身につけることで、学校と学年の両方を瞬時に把握することが出来るようになるので、多くの学校が採用しています。
色やデザインを多少変更することで、一つの校章で多くの情報を加えることが出来ますが、当然複数のバッジを製作することになるので、業者には複数の金型の製作を依頼することになります。金型の価格は業者によって異なりますが、決して安いものではありませんし、変更箇所が多くなった場合は、金型を作る手間も増えてくるので、それなりの予算を確保しておかなければならないでしょう。具体的な価格については見積もりをしてみないと分かりませんが、業者によっては値段の差が大きくなる可能性もあるので、できれば複数の業者に見積もりを依頼して、結果を比較してください。
カラーリングに変更を加える場合は、どんな色が使えるかも確認しておくようにしましょう。大抵の学校では学年ごとに色分けを行っていることが多く、赤や青といったよく見られる色を採用しているので、校章を製作する際も、特殊な色づけなどを行う必要はほぼありません。色付けにはいくつかの方法があり、単純に塗料を加えるものや、色つきガラスを吹き付けて色を付けるものなどを選ぶことができ、それぞれ仕上がりが大きく変わるので、より魅力的な仕上がりになるほうを選びましょう。