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社章のデザインを考えるときのヒントやアイデア
社章のデザインを考えるときのヒントやアイデア
意味を大切にすること
企業にとって社章は特別なものです。社章が存在しないという企業もあるかもしれませんが、多くの企業は自社だけの社章、シンボルマークを構えています。零細から中小、大手に至るまであらゆる企業に社章はありますが、これから起業するという方やビジネスを起こすことを検討している方だとシンボルマークや社員章のデザインは頭を悩ませてしまう部分です。どのような企業のマークでも何かしらの意味がありますし、いろいろな思いが込められているケースがほとんどですから、これからデザインを考える方はこうした部分にも注意しましょう。
社章のデザインを考えるときのポイントですが、ビジュアルだけでなくきちんと意味のあるものにするということが大切になってきます。確かにビジュアルは非常に重要な要素ですし、見た目のカッコよさで決めてしまうことも少なくありません。それも確かに間違いではありませんが、もし会社のシンボルマークであり象徴でもある章の意味を質問された場合に、いったい何と答えたらいいのでしょうか。いずれそのような場面がくるかもしれませんから、そこも考えた上で決める必要があります。
社員との繋がりを大切にしたいという想いを込めた、お客さんとの絆をモチーフにした、会社の発展と繁栄を祈ってこの形にしたなど、それぞれの会社によって社員章に込められた思いは変わってきます。見た目は確かに大切ですが、創業者が初心を忘れないという意味を込めたり、想いのこもったビジュアルに仕上げるべきではないでしょうか。もちろん見た目についても考える必要がありますが、それと同じくらい、どうしてその姿かたちになったのかという意味も重要でしょう。
印象に残るような見た目にする
企業にとって大勢の人から覚えてもらうというのは大切なことですし、できるだけたくさんの人に知ってもらうことが企業としての知名度を高め、繁栄することにも繋がっていくでしょう。もちろん、中には知名度などまったく必要ないというような企業もあるかもしれませんが、多くの企業はできるだけ大勢に名前を知ってほしい、有名になりたい、人々の印象に残るような企業になりたいと考えています。章のデザイン一つで会社の知名度を高め、人々に印象付けることも可能ですから、そこも重視したビジュアルを意識しましょう。
先ほどは章に持たせる意味が重要というお話をしましたが、それと同時に人に覚えてもらいやすい、印象に残りやすいデザインにすることも大切です。もちろん、企業としての章とは別にシンボルマークを構えているような企業もありますが、その場合はそれでも問題ないでしょう。社員章とシンボルマークを同じにしてしまうときには、なるべく人々の印象に残るような姿にしなくてはなりませんし、それが企業としての知名度を高めることになります。
人は知らない会社が作っている物を買うよりも、知っている会社で作られている物を買う傾向にあります。自分がその会社を知っているというのは、商品を購入する側にとって大きな判断基準の一つとなります。これは、どのような業界にもあてはまることです。それを考えると、やはり企業の知名度を高めて、より多くの人に会社のことを印象付けられる章を考えるというのは重要なことと言えるでしょう。ですから、少しでも人々の印象に残りやすいようなビジュアルを考えましょう。
専門業者に依頼するとき
デザインや想いも大切ですが、現実的なお話をするとコストも重要なポイントと言えるでしょう。どんなに素晴らしい章を考えついたとしても、それを作るためには専門業者に依頼しなくてはなりませんし、当然費用が発生します。どれくらいの費用になるかは業者によって異なってきますし、業者ごとに大きな金額の差が生じてしまうことも珍しくありません。せっかく素晴らしい社員章が思いついたとしても、それを作るのに多額の資金が必要になるとなれば、コストという部分にも気を回さねばなりません。
なるべく安く制作してくれる業者に依頼するのは基本ですが、ただ安いだけでなく確かな品質を維持できている業者に依頼しなくてはなりません。いくら安くても品質が悪いとなれば意味がありませんし、それなら高いお金を払ってでも品質のいい章を作ってくれる業者に依頼するべきでしょう。自社で章やバッジなどを製造して販売している業者なら、比較的安い金額で制作しているところが多いですから、自社製造している業者を中心に探してみることです。
できるだけ、たくさんの見本を用意している業者に依頼するのも基本ですから覚えておきましょう。たくさんの見本があるということは、それだけたくさんの章やバッジを作ってきた実績があるということですし、豊富なノウハウと実績があることを示しています。自分でデザインがまったく思い浮かばないというときには、サンプルを見せてもらうことでアイデアが生まれることもあるでしょうから、なるべくたくさんのサンプルを持っているような業者を選択することです。