社章バッジ作成を注文する際の流れ
バッジといえば、子供が身につける可愛らしいデザインのものがよくイメージされますが、ある程度の歴史や伝統がある会社で、独自のバッジが社員などに配られることがあります。社章ともいわれるもので、起源は明治時代の初期だとされています。
社章は、会社の社員であることをわかりやすくするという理由から、つけられることがあります。営業で他社を回るときや、一般家庭に出向くときなどに、社章を身につけていれば、所属する社員であることが他人にわかり、信頼されるようになります。また、会社の知名度を上げる意味でも、価値の高い存在として使われています。
歴史や伝統を持つ会社だけに限定して、社章が使われるわけではありません。規模が小さい会社であっても、社章を作り、身につけることは問題ありません。会社を多くの人に知ってもらうために、活用してみるとよいでしょう。
社章などのオリジナルバッジを作ってくれる業者が存在します。オーダーメイドであるため、利用できる店舗が近くにないと作れないと想像しがちですが、今ではインターネットで全国から注文を受け付けてくれる業者が珍しくなくなっていますので、そのような業者を使えば安心です。
注文の流れは、まず相談や見積依頼をします。その後、デザインを決めるようになりますが、デザインに関する知識がないというのなら、カタログやサンプルを提供してくれることがありますので、それを参考に業者と相談しながら決めるとスムーズです。デザインが決まったら、サイズや仕上がり具合を考え、実際に注文をします。
注文を受けた後は、業者にて作業を開始します。版下を作り、彫刻を施したら焼き入れをします。材料を適切に切ったらプレスをして型抜きします。最後に裏附属を施し、メッキや七宝などの技術を用いて光沢仕上げをして完成です。
仕上げまでの時間は業者によって違いがありますが、70年以上の実績を持つ業者に依頼すれば、型の作成に10日間、バッジ作成に20日間の時間を要します。約1ヶ月ほどの時間がかかりますが、その分だけ高品質で丁寧な仕上がりが期待できます。
格安にて注文したいのであれば、中国製のものを選ぶとよいでしょう。きちんとした品質を望むのであれば、単価は多少上がりますが、日本製のものを注文したいところです。作成代金の他に、型代は別に必要になるケースがあります。仕上がりの方法によってはかなり単価が変わってきますので、十分に検討しましょう。