組章のバッジで円滑化する学校の運営
学校の運営を円滑に行えるように工夫を行っていくというのは学校の経営者としては重要な考え方です。多くの生徒をわずかな人数の教職員で管理しているのが学校であり、その管理を円滑に行えるようにするための工夫を行っていくことは教職員の負担を減らすと共に、生徒の満足度を高めていくために必要なアプローチです。多くの教職員にとって大変になるのが個々の生徒とのやり取りであり、十人十色の生徒たちにうまく好かれるように対応をしていくのは至難の業ともなっています。
そういったやり取りをする際に役立つ情報の一つとして、その生徒の学年とクラスがわかるということです。しかし、多くのクラスの授業を受け持っている教職員にとって、個々の生徒がどのクラスの生徒かということを速やかに覚えることはそれほど容易ではありません。また、受け持ったことがないクラスの生徒ともなれば学年すらわからないことも稀ではないのが事実です。そのため、どの学年のどのクラスであるかということを明らかにするために名札をバッジとして付けさせるということが広く行われています。しかし、取り外しの容易なバッジとして与え、名前が付いていることから登校時や下校時に外すことも多いため、学校にいる際にもつけていないということがよくあります。それゆえにあまり機能していない現場も多いのが現状です。
こういった問題の解決に役立つのが組章をバッジとして付けさせるという方法です。学年やクラスの数字や記号を象った組章を身につけさせることによって、誰が見ても学年とクラスを明らかな状況にすることができます。校章を身につけるということは多くの学校で実践されていることから、その脇に常に身につけるものとして毎年配布するようにしておくと良いでしょう。そうすることによって教職員はどの生徒が目の前に現れても学年とクラスを速やかに把握することができるようになります。
校章と同様に組章には名前が記載されていないということがメリットになります。名札のように個人情報を気にして登校時や下校時に外すということがなくなるため、常に身につけている状態を保つことができるようになるからです。見た目のデザインを生徒が好むようなものにすることによって喜んで付けてもらうことができるようにもなることから、バッジのデザインを行う際によく吟味を行っておくことによってより効果を発揮させることができるようになるでしょう。