裏金具までこだわれるピンバッジのメーカー
社章、校章など、様々なバッジがありますが、どれもそれぞれのデザインや素材にこだわりがあって作られています。職人技のため、年々作れる会社は少なくなる一方です。しかも、海外のほうが安く作れるため、最近では国産はめっきり減ったといいます。そんな中で国産の技にこだわる会社の一つが株式会社宮坂徽章です。
1940年創業以来手を抜かないその技でピンバッジ1個から10000個以上まで請け負ってくれるといいます。バッジのことなら何でも相談してほしいとあるように、裏金具をたとえばUSAタイタックにしたいと要望を出しても、あっさりと応じてくれるでしょう。そのほか、裏金具にはそのほか、特ネジ、平ネジ、タイタック、スモールタイタック、クダピン、車ピン、蝶タック、ワニ口などありますが、全て対応してもらえるでしょう。そもそも自社製造されていらっしゃるので、見積りの段階で製造過程の詳しい説明や希望の色の出し方・デザインの作成まで、細かい説明を一貫して案内してもらえるのが最大の強みです。もちろんデザインにあわせた裏金具の提案もしてもらえるでしょう。
ピンバッジの技術を生かして、アクセサリーも作っています。ネクタイ止め、名札、携帯ストラップ、カフスボタン、ピンブローチ、キーホルダー、ペンダント。どれもオリジナルデザインでの作成です。70年の創業以来からの技術がありますので、同じ要領で技術を活かして、自分への記念に、あるいは大切な誰かへの贈り物に作ってみるのもよいのではないでしょうか。
自社生産なので、製造直売で価格がずいぶん安価にすることができます。まずはカタログ、もし可能なら直接来社して数多くのサンプルを見てから決めるとよいのですが、たとえば校章を作成する場合、中国製の商品と比較してみると、製品の安価さがわかります。七宝入りの校章なら、100個生産あたりにつき、中国製が250円~、日本製が300円~です。単純に比較しただけですので、中国製のほうが安くていいじゃないかという意見もあるかもしれません。しかし、特に中国製は裏金具に問題があることが多く、すぐにネジがはまらなくなった、緩むようになったということがあります。海外でお土産にピンバッジを買ったことがある人は、そういった経験があるのではないでしょうか。その点、日本製は製品品質としては安心できますし、万が一不良品であれば、宮坂徽章に問い合わせて対応してもらうこともできるでしょう。
学校や会社の人同士のつながりを表しているピンバッジ。どうせ作るなら裏金具も長く持つ国産を選んでみてはいかがでしょうか。