部員章として学生が身につけるバッジの機能
部活動は学生にとって生きがいともなることが多いものであり、学業と並行して身を入れて活動に励む人が大勢います。多様なスポーツの部活動や文化や芸術に根ざした部活動など、学校によって様々なバリエーションのものが存在しており、その有無によって進学する学校を選ぶという人も少なくありません。学校生活を考える上では欠かせない点となるのが部活動であり、その充実を図っていくということは学校側としても重要な点となっています。
部活動にはスポーツや芸術などに親しむという面があることに加え、団体活動を学ぶ機会とするという意味合いや、他校との交流を行うという目的も存在しています。そのため、部活動を行うことを積極的に奨励する学校も多く、学校によっては最低でも一つの部活動を行うことを義務付けていることもあります。
学生の性格や行動のあり方も所属している部活動によって大きく変わることから、教職員としては誰がどの部活動を行っているかということを理解しておくのは大切な視点になります。毎日活動している運動部に所属している場合には放課後は忙しくて仕事を任せないようにしようと考えたり、土日を学外を中心として活動している文化部に所属している場合には週末に必要になる課題を課すのは酷であるといった判断をしたりすることができるようになるからです。そのため、生徒がどの部活動に所属しているのかを見た目でも明らかにするというのは教職員と学生の関係をうまく作り上げていくのに役立つアプローチとなります。
見た目に明らかにするためのツールとして役立つのがバッジです。学校では校章を身につけることを義務付けていることがよくあります。それと並んで部員章を作成して身につけさせることによって誰から見てもどの部に所属しているのかを明らかにすることができます。校章と同様に小さなバッジとして準備することによって、普段から身につけていても学生にも気に留められないようなものとすることができるでしょう。
一方、部員章を作成することによって部員に団結力を持たせることもできます。そのバッジのシンボルとして部活動の目標を反映させることによって、部員に対して同じ目標に常に意識を持たせることができるからです。また、そういった意味合いを持たせなくとも共通のバッジを持っているというだけでも団体としての意識を高めるには十分な機能があるでしょう。そういった効果も期待できるのが部員章であり、用意しておくと学校の運営が円滑に進むと期待できます。